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執筆者の写真新築 まる菊工務店

台風対策はこれをしろ7選

更新日:2021年3月4日


台風は毎年発生しますが、近年はとても強い台風、とても大きな台風が多くなってきました。 台風は、毎年来るので、日常になりつつありますが、やはり緊急事態ですので、 普段の生活とは少し違う暮らしになることは心得ておいたほうがいいと思ってます。 家族を、 自然の猛威から守ったり、 または、逃げたりすることで、 安全安心に過ごせるように、 台風に対して準備しておきましょう! 事前にできる対策と 台風後のことについて お知らせします

屋根やベランダ、庭などの、外部の対策 1、台風被害で一番多いのが雨漏りと雨樋や雨水配管の詰まりです。 ・落ち葉や土などが、屋根で詰まって水が流れないとかなりの確率で屋根から雨漏りします 2、室内移動と固定 ・中に入れられるものはすべて家の中へ移動するのが基本 ・折れそうな枝など飛びそうなものは全部飛びますので、事前に処置 ・植木鉢など入れられないものは飛ばないようにしっかり縛るなど固定する ・洗濯物干しなどは風が当たらない物陰に倒しておく 3、屋外設備 ・洗濯機が外に置いてある場合や外部の灯油タンクは水や灯油を貯めて重くしておく ・エアコンなどの室外機は飛ばないように上にコンクリートブロックなどの重しを乗せる ・物置は必ずアンカーを打つこと(空だと空に舞い上がる可能性もあります) 車の対策について 1、駐車場所 ・家の近くに2階以上の屋内駐車場があれば避難させておくのがベストです ・隣の家など建物と建物の間などは、 風の通り道で急に狭くなると風速が早くなるのでそのような場所には駐車をしない ・飛来物対策で、できるだけフロントガラスを建物の方へ向けて駐車する(フロントガラスの修理代は高い!保険で修理代出るかチェック) ・風が真横から車体の下に入るような置き方は車が転がるので停める向きにも気をつける ・ガソリンは満タンにしておきましょう 2、カーポート ・アルミカーポートの屋根は飛んでいくので心の準備をする(安全設計上そうなっています) ・飛ばないように補強してしまうとカーポートの躯体が曲がるなど被害を受けます 3、保険の確認 ・車両保険は契約した瞬間から有効になりますので入ってない場合は検討 ・浸水被害などある地区は、標準ではついていませんから特約を確認しておきましょう 断水・停電に備える準備(キャンプ用品が大活躍) 1、水と食料 ・お風呂は水を貯めておくこと ・もしも断水になった場合にトイレなど生活水に使えます ・冷蔵庫の中身は増やさないようにする ・飲料水を確保する(一人1日で3L が目安) ・食料や飲料水など停電や断水でも食べられるものを確保 ・IHのお宅でもカセットコンロは必ず容易しておきましょう 2、停電 ・複数の懐中電灯やロウソク、ランタンなど実際に使えるかチェックしておく ・充電可能なものはすべてフル充電する 3、その他 ・大きめのゴミ袋や養生テープはいろいろ使い勝手がよいので準備しておきましょう 窓の割れと浸水対策 1、窓に養生テープを貼りましょう ・窓ガラスが割れるのは、風速20m以上でモノが当たって割れるケースがほとんど ・割れても飛散しないようにあらかじめ養生テープを大きく×の字で貼りましょう ・ガムテープだと剥がすのが大変なので、ホームセンターで売っている養生テープを貼りましょう 2、風がひどくなったら窓のスキマに新聞紙やペットシーツをつめる ・引き違いサッシは下のレール部分は全部がスキマになっていますので、風速がサッシの耐風圧の限界を超えた時にはサッシの下から水が入ってきます ・風がひどくなったら下のレール部分に吸水性のあるものを詰めておくといいです ・最近のサッシは隙間が小さいものもあるので新聞紙やペット用のシーツなどが有効です 3、シャッターや雨戸、カーテンを閉める ・シャッター、雨戸は外部の飛来物防止でカーテンはガラスが割れた時の飛散防止です ・雨戸を閉めてカギを掛けた時にゆるみがあるとスキマが出来てしまい風が吹き込み飛んでしまう可能性がありますので、きちんと締まるように調整しましょう。※ドライバー1本で簡単にできるはずです ・雨戸を仕舞う戸袋がある場合は、戸袋の引き出し口が大きく空いていたり、開閉式になっているときは、風が戸袋に吹き込むと飛んでしまうことがありますので、テープでふさいだり、開かないようにしておきましょう ・戸袋がない雨戸をつけている場合で、これまでの台風で飛んでしまったことがあるなら、雨戸は使わずにしまっておいた方がいいと思います ・サッシ用のシャッターは開口が狭いので割と強いです 4、ガラスが割れていたら事前に交換することが必要です。かなり弱くなってます 5、ガラスが心配な時は、ベッドをガラスから離して、サンダルなど置いて寝ましょう 実は家にあいている換気穴などの対策(風がひどい場合) 1、マンションなどの通気口や壁に開いている24時間換気などの穴 ・マンションの通気口など穴が空いている場合は、室内に雨が吹き込んで来ないように外部を養生テープで塞ぐか、室内からパテ(ホームセンターで買える粘土みたいなもの)など詰め物で塞ぎます ・24時間換気が壁に複数個ついている場合は、換気扇は止めて、雨が入ってくるようならタオルなどで詰め物しましょう 2、ベランダの排水溝 ・普通は詰まっているので、必ず掃除して水が流れるかチェックしておきましょう (ベランダは雨水が12センチ貯まると部屋の中に浸水します) 3、下水の逆流防止 ・大雨の場合、外の水位が上がるとトイレなどの下水が噴き出す可能性がありますので、トイレや洗面、お風呂などすべての排水溝にごみ袋に水を入れた重し(水のう)で蓋をしましょう 保険など、その他の対策 1、火災保険のチェック ・大きな台風の被害で最も多いのが瓦が飛んできて窓が割れること。この場合も自然災害なので火事と同様に自分の火災保険で元に戻すのが基本です。 新築時にわからないまま言われた通りのプランで入ってしまい、被害にあったけど保険金が出なかった話は沢山ありますので、事前にチェックしましょう 2、飛来物 ・台風の風上に劣化した小屋などあったら60mなら全部飛んでくるので脅威です。建物が古くて火災保険にも入ってなければお見舞金ももらえません、台風は毎年来ますので、近所にそのような小屋がおれば、この機会に事前に持ち主に連絡して対策をしてもらいましょう ・風上に工事現場があったら、責任者に事前に声がけしてお願いし、名刺を交換しておくと良いでしょう ・隣のゴルフ練習場が古かったら?台風対策を聞きに伺うなど、要チェックで、避難も考えましょう。 ・ご自身での瓦など屋根のチェックは、とても危険なのでお勧めしません。プロに任せましょう 3、大切なものはまとめておく ・もしも逃げる際にすぐ行動に移せるよう、大切なお金や金銀財宝、思い出の品などは、まとめておきましょう 非常用持ち出し袋 一度用意しておけば、大切なものだけ用意するだけでいつでも持ち出せます 【食料品】 飲料水 乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、 哺乳ビン、ナイフ、缶切り、鍋や水筒など 【医薬品】 救急医薬品、常備薬、予備の眼鏡など 防災頭巾やヘルメット、丈夫な靴、寝る前にベッドサイドにサンダルや靴 【貴重品、お金】 現金(小銭も)、預金通帳、印鑑、健康保険証、身分証明書 【衣類】 下着、タオル、寝袋、雨具など 【日用品】 懐中電灯、ラジオ、電池、軍手、ロープ、マッチやライター 使い捨てのカイロ、マスク、紙おむつ、生理用品、ティッシュなど 筆記用具、厚手のごみ袋など もしも被害にあってしまったら 1、逃げるのが最優先 ・窓が割れてしまうと大量の風が室内に入り、最悪の場合、屋根が飛ぶ可能性があります ・危険を感じたら、まず先に逃げましょう 2、被害の状況を残す ・落ち着いたら写真など取れる範囲でしっかりとっておきましょう 3、該当する保険会社の担当者へ連絡 ・被害の状態により現状保持が望ましい場合もありますので確認しましょう 4、修理、修繕の依頼 ・被害により復旧の仕方が変わります ・室内が濡れた場合、濡れたものをなるべく早く外へ出し、いち早く乾かすことが必要です ・躯体も床下も同様で、早く乾かさないとカビが生えて二次被害が広がります まとめ 公共交通機関は止まるでしょうし お仕事やお出かけは安全を最優先しましょう これまでの規模とは明らかにちがう台風が上陸するという事実をふまえ、 また来年も同じような状況になることを考えて、この機会に一度、きちんと台風対策をしておきましょう


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